2つ実行する用途としては、以下のとおり。
- 安定板と、開発版を実行する。(今回はこの例)
- よく聞く番組とその他で分ける。
本当は実行マシンを分けたほうがいい。Raspberry Pi Zeroはパワー不足のため非推奨。 実行は自己責任で。
すでに、rfriendsが動作している場合は、1.は飛ばして、2.から実行する。
目次
1.インストール
今回はUbuntu 18.04を使用。 ホームディレクトリを /home/user/ として記述している。 1つ目のrfriendsのディレクトリを /home/user/rfriends2 とする。
1.1 rfriendsをインストールする。
shスクリプトをダウンロードし、実行する。
$ cd $ rm ./rfriends2_ubuntu.sh $ wget http://rfriends.s1009.xrea.com/files/rfriends2_ubuntu.sh $ sh rfriends2_ubuntu.sh
以上でホームディレクトリのrfriends2にインストールされる。 インストール方法の詳細はこちら http://ceres.s501.xrea.com/wp_rfriends/index.php/install-linux/
1.2 録音データディレクトリを作成する。
$ cd $ mkdir usr
1.3 rfriendsを起動する。
$ cd $ cd rfriends2 $ sh rfriends2.sh
1.4 rfriendsを最新にする。
[9-1-1]システム更新 で安定版(2.7.4.6 以降)に更新する。
1.5 パラメータ設定
1)[8-1-3]パラメータ設定の初期化 2)[8-1-2]パラメータ設定の編集
rfriends_name = 'rfriends' at_que_no = c timefree_radiko_del = 1 radiru_vod_radiru_del = 1
1.6 録音ディレクトリの設定
先ほど作成したディレクトリを指定する。 [8-6-2]usrdir設定
usrdir = "/home/user/usr/"
1.7 録音自動化の設定
(1 -> 2 -> 3)の順で行う。 [8-3]録音自動化設定
BASE_DIR=/home/user/rfriends2 # m h dom mon dow command # 10 05 * * * sh $BASE_DIR/script/ex_rfriends.sh 10 17 * * * sh $BASE_DIR/script/ex_rfriends.sh
1.8 rfriendsを終了する。
以上で1つ目の設定が完了したので、一旦rfriendsを終了する。
2.rfriendsの2つ目を作成する。
先ほどインストールしたrfriendsをもとに2つ目のインストールを行う。 2つ目のrfriendsのディレクトリを
/home/user/rfriends2_dev
とする。
2.1 rfriednsをコピーする。
以下のような操作を行い、1つ目のコピーを作成する。
$ cd $ cp -r rfriends2 rfriends2_dev
2.2 録音データディレクトリを作成する。
$ cd $ mkdir usr_dev
2.3 rfriendsを起動する。
$ cd $ cd rfriends2_dev $ sh rfriends2.sh
2.4 rfriendsを最新にする。
{9-1-2]システム更新 開発版(2.7.5-a21以降)に更新する。
2.5 初期化
[9-1-0]設定初期化 各種設定が初期状態になる。
2.6 パラメータ設定
[8-1-2]パラメータ設定の編集 特にat_que_noの設定が重要。(1つ目(c)と違う値、通常2つ目はe)
rfriends_name = 'rfriends_dev' at_que_no = e timefree_radiko_del = 1 radiru_vod_radiru_del = 1
2.7 録音ディレクトリの設定
先ほど作成したディレクトリを指定する。 1つ目のfriendsでtmpdirを設定している場合は、必ず違うディレクトリにするか、空欄にすること。 [8-6-2]usrdir設定
usrdir = "/home/user/usr_dev/" tmpdir = ""
2.8 録音自動化設定
1)[8-3-1]録音自動化設定の読込 2)[8-3-2]録音自動化設定の編集 以下のように設定する。 負荷分散のため、1つ目とは実行時間をずらしている。
BASE_DIR=/home/user/rfriends2 BASE_DIR_dev=/home/user/rfriends2-dev # 10 05 * * * sh $BASE_DIR/script/ex_rfriends.sh 10 17 * * * sh $BASE_DIR/script/ex_rfriends.sh # 40 05 * * * sh $BASE_DIR_dev/script/ex_rfriends.sh 40 17 * * * sh $BASE_DIR_dev/script/ex_rfriends.sh
3)[8-3-3]録音自動化設定の書込
2.9 デイリー処理
1)[7-2] - [7-9]のキーワードを設定する。 最初は何もしないと、あらかじめ適当に設定されたキーワードが有効になる。
2)[1-4]デイリー処理 を実行する。 翌日からは、これを行わなくても自動的に実行する。
3.その他
ここまでで/home/user/ 以下には次のようなディレクトリが作成されている。
rfriends rfriends_dev usr usr_dev
at_que_noの設定、crontabの設定、usrdir設定を間違えると正常に動作しない。 また、マシンの能力により録音の失敗の可能性もある。 動作をよく理解したうえで行うこと。
4.おまけ
2つ動作させるとどちらがどちらかわかりづらくなる。たとえば、teratermでアクセスしている場合、設定で表示の色を変えるといい。
以上